FreeBSD を使ってみませんか? Linux よりずっといいですよ :)
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ISP

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私がまだ社会人になってすぐ位のころはアナログ電話回線にモデムを使ってダイアルアップと呼ばれる方式でネットへ接続していました。1200 ボー ( baud ) とか 2400 ボーのモデムを使って、ネット速度で表現すると大体 1200 bps ( bits per second ) とか 2400 bps などで接続していました。もう大昔のことです 🙂 誤解されることが多いのですが、1 baud ≠ 1bps です。baud は 1 秒間に何回変調できるかという単位です。1 回の変調で 1 ビット送れるとは限らないので普通は 1 baud ≠ 1 bps となります。元の話に戻って、今の様にパソコンに IP アドレスを持たせたインターネット通信ではなく、それこそ BBS と呼ばれる掲示板システムを使って同じシステムを使っている人たち同士でメッセージ交換だけができるような通信でした。それからウン十年、技術も進化して、速度の単位も bps では数字の桁数が大きくなりすぎるので、Kbps とか Mbps、今では Gbps になっています。因みに 1 Gbps = 1000 Mbps = 1000000 Kbps = 1000000000 bps です。今自宅で使用している ISP は某電力会社のネットワークで、契約速度は 1Gbps となっています。勿論ベストエフォートのネットワークです。ケータイユーザの方々の間で話されている、“ギガの節約” などに出てくるギガにも関係があり、この速度に対して使った時間を乗じることで使ったギガ・・が計算できます。まぁ、技術の進化は目を見張るものがあります。当時夜中何時間もかけて転送したデータ量以上が、今や1秒もかからず転送することができるのです。なぜ夜中って?夜中の方が電話代が安かったのです 🙂



さて、今日は ISP に関してですが、皆さんのお宅では何を基にしてに今お使いのネット回線を選ばれたのでしょうか?たぶんネットの速度で決めたんじゃないですか?ちょっと前まで 100 Mbps だと、おぉ、すごいねぇ?と言われたものですが、今では 1 Gbps が普通で、プロバイダも 10 Gbps のインターネット使いませんか?と平気で言ってきますし、そんなに高額でもありません。1 Gbps コースと 5 Gbps コースでは月額数百円しか変わりません。10 Gbps コースで 1 Gbps コースと比べてやっと 1000 円高くなる程度です。企業のネットワークでも 10 Gbps ネットワークとなると、本社ネットワークのコア部分にあるかないかの速度です。信じられますか?



だったら問答無用で 10 Gbps 一択となるのでしょうか?ネットワーク屋さんの目から見るとそうとも言えないのです。ネットワークの速度はつながっている機材のデータが保存されているところからもう一方のデータをコピーする先までの一番遅いところの速度が全体の速度になります。ですので、例えばサーバーは大きな ISP のデータセンターに置かれた高スペックのサーバ、家庭のネット接続も 10Gbps で契約しています。使っているパソコンも先月買った新型モデル。でも大きなファイルをコピーすると 1 Gbps 位しか出ていない。。。なんてことはよくあります。調べてみると、先月買ったパソコンには大きなディスク容量が欲しかったので、ディスクを SSD じゃなくって、普通の HDD にしてしまったので、ここが遅さの元凶だった。。。なんていうことがあります。



別の見方をすると、そんなに高スペックの回線が必要か?ということも考えた方がよいと思います。例えば、家族は自分と嫁さん、娘が一人、息子が一人、そして母親が一人。嫁さんはラインでママ友たちとメッセージに夢中、娘は Youtube の動画を暇があれば見ています。息子は息子で、会社のリモート会議をしょっちゅうしています。母親はテレビの韓流ドラマ放送を朝から晩まで見ています。嫁さんのネットワーク使用量なんてほんのチョロッとだけです。娘の Youtube も高々数 Mbps 程度です。リモート会議も数 Mbps 程度。テレビもフル HD でも 20 Mbps 弱。合わせても 30 Mbps 使ってるか使ってないか。。4K の高画質テレビ放送を見ていても、高々 7,80 Mbps 程度。100 Mbps あれば十分に思えますギガ・・じゃなくってメガ・・です。彼らが忙しくネットワークを使っているときに私が FreeBSD のインストールイメージの ISO ファイルをダウンロードすると、数百 Mbps 程度は出ると思います。、普通ネットワーク管理者は 2GB のファイルを 5 秒で落とせるようにするために自分のネットワークが混雑することより、30 秒くらいで落とせるように帯域制限をかけてネットワークの混雑を避けるようにすると思います。こんなことを考えたら普通の家庭で帯域を使い切ることってないと思います。ただ、今となっては 1 Gbps より 100 Mbps のネットワーク機材を用意するほうが難しくなっていますので、現実的な選択肢は 1 Gbps にそろえるということでしょうか。